小児外来

当院の視能訓練士の一人は視能訓練士の中でも愛知県に30数人しかいない認定視能訓練士ですので一般の検査はもとより、お子さんの斜視・弱視の検査では大変頼りになります。

斜視

何かを見る時には、一般に右目と左目の両方が見ようとする物の方向を向きますが、片方の目だけが目標と違う方向を向く状態を斜視と呼びます。先天性の斜視以外に、眼の筋肉や神経の異常、遠視、両眼視機能(両眼で立体的に物を見る力)の発達不足など、斜視になる原因は人によって異なり、それによって治療方法も変わります。ご家族の方から見てお子様の両眼が正面を向いていない場合や、3歳児健診などで斜視の可能性を指摘された時には、早期に眼科で検査を受けることが大切です。当院では専門的な斜視の検査を行い、定期検査で経過を見ながら、悪化する方向であれば斜視の手術に対応している信頼できる医療機関にご紹介しています。

弱視

人間は生まれたばかりの時はあまり眼が見えず、成長と共に視力が発達してきますが、その過程で見ることを妨げる原因があると、片方(または両方)の眼の視力の発達が遅れて弱視となります。特に乳児の頃から斜視や遠視、乱視があると弱視の原因となり、子ども全体の2~3%に発症が見られるといわれています。人間は8歳を過ぎると視力の発達がほぼ完了してしまうため、早めの対策が必要です。従来は眼帯などによって健康な眼を塞ぎ、弱視の方の眼を無理に使う方法が用いられていましたが、当院では「オクルパッド」という最先端の弱視のトレーニング用機器を新しく導入して、お子様の負担が少ない形で訓練することを可能にしました。オクルパッドは両眼を開けたままで、ゲームを楽しみながら視能訓練を行うことができるタブレット型の医療機器です。専門スタッフと一緒に院内で30分程度トレーニングを行い、弱視の改善を図ります。

先天性鼻涙管閉鎖症

涙は目頭にある小さな穴(涙点)から涙嚢に入り、涙嚢から鼻へと続く鼻涙管と呼ばれる涙の通り道を通って鼻へと流れていきますが、生後1~2週間頃には開通するはずの鼻涙管がなんらかの原因で開通していない状態を先天性鼻涙管閉塞症といいます。片目だけに生じることが多く、赤ちゃんが片方の目ばかりに涙や目やにが溜まっている場合にはこの病気が疑われます。まずは実際に鼻涙管に閉鎖があるかどうか、涙道に水を通してチェックした上で、通っていなければ細い針金状の器具を通して開通させる治療を行います。当院の院長は総合病院に勤めていた頃より先天性鼻涙管閉鎖症の治療経験を多数積んでおり、より安全で確実な処置方法を会得しています。他院で治療を受けて良い結果が出なかったという方もお気軽にご相談ください。