白内障日帰り手術

白内障日帰り手術への当院のこだわり

軽度の白内障では点眼治療や内服治療を行いますが、いったん白内障が進行して視力が低下してしまうと、手術以外の治療法は現在のところありません。
当院では生活のリズムを崩さずに受けられる日帰りでの白内障手術を行っており、あらゆる事態に即時対応できる豊富な経験と確かな技術を持つ院長が、全症例において責任を持って執刀しています。
白内障手術とは具体的にいうと「濁った水晶体を取り出して、人工の眼内レンズを移植する」というものですが、同じ術式でも眼の切開法が2通りあり、黒目側から切目を入れる「角膜切開」と、白目側に切目を入れる「強膜切開」のどちらかで行われます。
当院では術後の細菌感染の危険性が低く、素早い切開が可能な「経結膜強角膜一面切開」という方法を採用し、安全性を最優先にした確実な手術を行っています。
患者様が不安や緊張を感じることなく手術を受けていただけるよう、最先端の手術設備や機器を揃えて、術前・術後の丁寧な説明と細やかなケアを心がけていますので、安心してお任せください。また、ご自宅でトラブルがあった際にもすぐに相談できるように、手術を受けた方が24時間いつでも連絡できる専用緊急電話も用意しています。

手術が難しい例

白内障手術は、内皮細胞と呼ばれる角膜(黒目)の内側を覆っている細胞が少ない方や、角膜の病気をお持ちの方は受けることが難しい場合があります。難症例についてもほとんどのケースでは当院で対応が可能ですが、水晶体を支えているチン氏帯という組織が元々弱く合併症が起きる可能性がある方など、手術に特殊な技術が必要だと考えられる場合は、安全性を重視して高次の医療機関にご紹介することもあります。
なお、「高齢のために手術ができない」ということは基本的にはなく、90歳を過ぎた方でもよほど健康状態が悪くない限り手術は受けられます。高血圧や糖尿病など全身的な病気をお持ちの方も、念のため手術前にかかりつけ医に確認を取った上で、多くの場合で手術が可能であり、抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を含む常用薬も普段どおり内服していただいて構いません。
ただし、重い全身疾患を患っている方や、重度の認知症などのために10分前後じっと横になっていることが難しい方については、当院での日帰り手術での対応ができない可能性があるので、ご了承ください。

白内障日帰り手術の流れ

初回診察

問診と基本的な眼の検査を行い、白内障の進行具合や他の眼疾患の有無などを考慮しながら手術が必要な状態であるかを確認して、相談の上手術の日程を決定します。

術前検査(手術日の1か月前)

全身状態を確認するための血液検査や心電図検査、眼の精密な検査などを行います。

手術の説明(手術日の1週間~10日前)

検査の結果を踏まえて、手術に関する詳しい説明や注意点、リスクなどをお伝えします。手術の同意書をお渡ししますのでご記入の上、提出していただきます。

手術当日

手術開始時間の1時間ほど前にご来院いただき、瞳孔を開く効果のある目薬をさします。脈拍や血圧、体温などのバイタルサインの測定を行い、手術室に入っていただきます。手術終了後は、15分ほどリカバリールームで休息した後にご帰宅となります。

白内障日帰り手術に関するよくある質問

Q

どのような麻酔を使いますか?

A

目薬による点眼麻酔で手術を行っており、注射を打つことはないのでご安心ください。術中に痛みを感じることはほぼありません。

Q

術後の痛みはありますか?

A

痛みが出た時に備えて術後に痛み止めの内服薬を処方していますが、使用されない方がほとんどです。手術を受けられた方には何かあった時にいつでも連絡できる電話番号をお渡しして、24時間バックアップ体制を整えています。

Q

術後は眼帯が必要ですか?

A

手術直後から翌日までは眼帯で患部を保護します。翌日の診察時に眼帯を取り、透明な保護眼鏡に切り替えて、両眼が見える状態で生活していただきます。

Q

術後すぐに車の運転はできますか?

A

眼帯をしていただくため、車はもちろん、バイクや自転車などの運転もできません。付き添いの方の運転でご来院いただくか、必要に応じてお帰りはタクシーをご利用ください。

Q

術後の安静はどのぐらい必要ですか?

A

当院ではできる限り患者様の体の負担が少ない手術を心がけています。手術の当日や翌日も安静に寝ていなければならないということはなく、普段通りの日常生活を過ごしていただき、無理のない程度であれば簡単な家事などをされても問題ありません。デスクワークは手術の2~3日後、肉体労働は一週間後を目安に再開が可能です。

Q

お風呂はいつから入れますか?

A

シャワーは手術翌日から可能ですが、眼に水が入らないように首から下だけにしていただいています。感染を防止するため、ご自身での洗顔や洗髪は手術後1週間程度はお控えください。

Q

手術日の翌日以降はどれぐらいの頻度で来院すればいいですか?

A

手術の翌日と翌々日は必ずご来院いただき、必要な検査・診察を行います。翌週からは少しずつ間隔を延ばしていきながら経過を確認していきます。患者様の眼の状態により通院頻度は異なります。

Q

手術をすればすぐによく見えるようになりますか?

A

白内障の手術は、誰もが手術直後からよく見えるようになるわけではなく、1か月ほどかけて徐々に視力が回復していく方もいらっしゃいます。角膜や網膜の状態などさまざまな要因で視力回復の速さが異なり、個人差が大きいので、焦らずに経過観察を続けていくことが大切です。

Q

一度手術をしてしまえば二度と白内障にはならないのですか?

A

白内障の手術を受けた方の再発はほぼ起こらないため、再度手術が必要になることは基本的にありません。しかし、手術の時に残しておく水晶体の膜の部分が術後時間が経過してから濁り、視力が低下する「後発白内障」という疾患が生じる例が見られます。その場合は、レーザー光線を用いた処置により痛みもなく短時間で治療が可能です。